自作PCのススメ

雑記

 

「PCを自作する」と聞くと、オタクっぽいと思われます。

しかし、私はIT系のエンジニアなら一度は自作PCを経験すべきだと思いますし、IT系の大学で授業として取り上げるべきだと思っています。

 

今回は、そんな「自作PC」のメリット・デメリットを上げていきます。

 

自作PCのメリット

 

まずはメリットから書いていきます。

 

コンピュータの内部構成を理解できる

 

コンピュータの主な構成要素として、

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ(HDD/SSD)
  • 入力機器(マウス、キーボードなど)
  • 出力機器(モニター、オーディオなど)

があげられます。

 

既製品のPCを購入した場合、各構成要素がどのように接続され動作するのか理解できません。

大学の授業などでは説明されることもありますが、教科書に書かれているだけでは理解が進みませんよね。

 

少なくとも、IT系の職種に就いている、あるいはIT系の職種を志すのであれば、コンピュータの内部構成を理解し、目的に応じて適切なスペックのコンピュータを指定できる必要があります。

また、目的に応じたコンピュータのカスタマイズができる必要があります。

 

コンピュータの内部構成を理解する上で、PCを自作することは何よりも勉強になります。

 

スペックを自由に選べる・後から拡張できる

 

自作PCはすべてのPCパーツを自分で選ぶことができます。

なので、用途に応じて最適なスペックのPCを作成できます。

 

例えば、

PCでの作業はインターネットをする程度だが、画像や動画をたくさん保存したい

→ CPUやメモリは低価格のものを選択し、ストレージは大容量のものを選択する。

 

PCで高画質ゲームを楽しみたい

→ ハイスペックのグラフィックボードを搭載する。

 

PCでテレビを視聴したい

→ 地デジチューナーを搭載する。

 

など、用途と予算に応じて最適なスペックや機能を取捨選択することができます

 

また、CPU以外の部品は後から交換や増設が可能です。

最近はメモリはHDDの低価格化が進んでおり、大量にメモリを消費するソフトウェアを使いたいといったニーズや、動画など大容量ファイルを保存したいといったニーズがあっても、後からメモリの増設やHDDの増設で対応できるケースがあります。

 

また、グラフィックボードや地デジチューナーといった部品も後から増設することができます。

 

私の場合、映像出力はマザーボード標準のビデオカードを使っていたのですが、GPUを使ったディープラーニングに興味を持ち始めたため、思い切ってハイスペックGPUを購入し、自作PCに増設しました。

 

以下は「GTX1080Ti」を購入した時の記事です。

https://nori-life-log.com/「paypay祭り」でgtx1080tiを7万で購入した

 

自作PCのデメリット

 

デメリットもいくつかあります。

 

組み立てに失敗する

 

既製品PCの場合、購入直後にPCが起動しないなんてことはまずありません。

 

しかし、自作PCの場合、組み立てにミスがあるとPCが起動せず、最悪の場合部品が故障しすべて買いなおすといったケースもあり得ます。

 

初心者の場合はインターネットの情報を参考に各部品を選び、組み立ても慎重に行いましょう。

 

サイズが大きくなりがち

 

自作PCは手で組む必要があるので、既製品に比べどうしてもサイズが大きくなりがちです。

ただし、サイズが大きい方が組み立てやすいので無理に小さいサイズを選択しないようにしましょう。

 

MacOSは自作PCにインストールできない

 

iPhoneの登場でシェアが増えているMaxOSですが、自作PCではインストールできません

MacOSはApple社が製造したマシンにしかインストールできない仕組みになっているためです。

 

(ただし、HackintoshというMacOSを普通のPCにインストールする試みが行われているようです。あくまで自己責任だそうです。。。)

 

PCを自作するときの注意点

 

「PCを自作したことないけどやってみたい」という方へアドバイスです。

 

PCケースのサイズは大きめを選べ

 

先ほども書きましたが、PCケースのサイズは大きい方が組み立てしやすいです。

 

そもそもあまり小さいサイズのPCケースは売られていませんね。

どうしてもPCを置くスペースが確保できないという場合は、無理に自作PCではなく既製品を購入しましょう。

 

CPUと電源はなるべくケチるな

 

CPUと電源は自作PCの中で後から交換することが難しい部品です。

 

CPU をケチると、コンピュータの動作が遅くなります。

(といっても、普通の用途であればCore i5以上を使っていればあまり大きな違いはありません。)

 

電源をケチると、部品を拡張する際に電源不足で動かないことがあります。

 

まずは普通の部品を選べ

 

世の中にはどの国のどの企業が製造したかわからないようなPCパーツ、所謂ジャンク品が出回っています。

 

そのようなPCパーツは値段が安かったりしますが、正常に動作するかわかりません。

初心者であれば、まずはたくさんレビューされていて不良の可能性が少ないPCパーツをインターネットで購入することをおススメします。

 

PCパーツ紹介

 

私が採用したPCパーツを紹介します。

2017年に作ったものなので若干型落ちもありますが、参考まで。

 

PCケース

 

マザーボード

 

CPU

 

電源

 

メモリ

 

SSD(Cドライブ用ストレージ)

 

HDD(データ保存用ストレージ)

 

OS

 

光学ドライブ(DVDをPCで見るため)

 

モニター

 

キーボード&マウス

まとめ

 

自作PCについてまとめてみました。

 

私は初めてPCを自作した時、色々調べながらPCパーツを選定し、凄く緊張しながらパーツを組んでいき、なんとかPCが起動したときの達成感はひとしおでした。

 

もちろん今でもそのPCを使っています。やはり自作しただけあって愛着がわきます。(笑)

 

自作PCに挑戦しようか悩んでいるという方は、ぜひチャレンジすることをおススメします。

 

以上!!

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