サラリーマンの給与明細を見ると、ものすごく税金を引かれています。
税金ってなんだかよくわからないけど会社が全部計算してくれるからあまり気にしない人もいるでしょう。
私もそうでした。
しかし、サラリーマンでも税金を節約する方法はいくらでもあるということを最近学んだので、いくつか例を紹介します。
結論、税金は知らない人が損をする世界です。
何もしなければ確実に多めに税金を支払ってしまうので、知識武装して節税に取り組みましょう。
手軽に始められる節税「ふるさと納税」
知っている方も多いと思いますが、「ふるさと納税」は非常に節税効果の高い方法です。
「ふるさと納税」とは、好きな自治体に寄付をすると、その寄付金から2千円を差し引いた税金が還付される仕組みです。
この時点では2千円のマイナスですが、ふるさと納税をすると、納税した自治体から謝礼として特産品が送られてきます。
この特産品は3千円~5千円相当のモノになるので、その時点で2千円のマイナスはほぼ相殺できますが、「ふるさと納税」という制度は、所定の金額内であれば複数の自治体に納税をすることができます。
複数の自治体に納税し、特産品を頂くことで、2千円のマイナスは間違いなくプラスになるでしょう。その分節税ができています。
持ち家を購入して「住宅ローン控除」の恩恵を受けよう
最近の傾向として、「持ち家を買わずに一生賃貸の方がお得」という意見があります。
確かに、持ち家は高い買い物ですし、一度買ってしまうと身動きがとりずらいというデメリットがあります。
しかし、持ち家をローンを組んで購入すると、「住宅ローン控除」という制度で節税をすることができます。
「住宅ローン控除」は、ローン残高の1%分の税金を還付するという、制度です。
例えば、2千万のローンを組んで家を購入した場合、2千万の1%にあたる20万円が返ってきます。
しかも10年間です。(ローン残高の1%なので、毎年20万返ってくるわけではない)
「住宅ローン控除」の他にも持ち家を購入するメリットがいくつか挙げられるので記載します。
- 持ち家は家の代金だけだが、賃貸は家の代金+大家さんの利益も支払っている
- 住宅ローンが終われば持ち家は資産になるが、賃貸は何も残らない
- 持ち家は固定資産税や維持費が必要だが、賃貸も家賃に含まれている
もちろん、不動産価格の上下によって賃貸の方が有利になる可能性もあります。
また、賃貸の方が管理の手間が省けるので楽かもしれません。
しかし、持ち家の方が金銭的に有利になる確率が高いのは間違いなさそうです。
定年退職した両親を扶養に入れて「扶養控除」
定年退職し、収入が少なくなったご両親を扶養に入れることで節税することができます。
しかも、扶養家族は必ずしも一緒に暮らしている必要はないのです。
田舎に住んでいる両親に少しでも仕送りをしていたり、一緒には住んでいないけど定期的に世話をしに行くだけでも扶養に入れることができます。
もっと言うと、税法では6親等以内の血族もしくは3親等以内の姻族であれば扶養に入れることができます。
自分の親族であれば従兄弟の子供や、祖父母の兄弟でも扶養に入れることができます。
また、妻の叔父叔母も扶養に入れることができるのです。
もし、収入が低いにも関わらず、誰の扶養にも入っていない親族や姻族がいれば、仕送りやお世話をする代わりに扶養に入ってもらいましょう。
若いうちから節税対策をする理由
今回紹介した節税方法や、今回紹介しきれなかったものの下記の参考書籍に紹介されている節税方法は、どれも「毎年少額(数万~数十万)の節税をする方法」になります。
というより、節税は少額ずつしかできません。
年で考えると数万円の節税にしかならないとなると、毎年の積み重ねが大事になります。
サラリーマン生活は普通に過ごせば40年はあります。その40年のうち、何年節税対策を実施するかで、生涯使えるお金が数百万円違ってくるでしょう。
また、住宅ローン控除などはすでに家を購入済みの方には適用できない節税対策です。
若いうちから勉強し、このような制度があることを知っているかどうかで、住宅の購入という、人生において最も金のかかるイベントでも金銭的に有利に進めることができます。
参考書籍
つい先日まで税金について全くの無知だった私に知識を与えてくれた書籍を紹介します。
こちらの「サラリーマンの9割は税金を取り戻せる」は、サラリーマンにターゲットを絞った節税対策本です。
こちらの「税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ」もサラリーマンにターゲットを絞っており、サラリーマンに効率の良い貯蓄術を紹介しています。
その他、こちらの2冊も似たような内容になっていると思われるので、興味があれば読んでみてください。
参考書籍には、今回紹介した節税方法以外にも様々な節税方法が載っています。
非常に勉強になるので、1冊でも購入することをおススメします。
まとめ
サラリーマンの節税方法について紹介しました。
紹介しきれなかった節税方法もたくさんあるので、参考書籍なりを使ってさらに深い知識を得ましょう。
以上!!
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