統計検定2級に合格した話

資格

 

大手製造業で「なんちゃってデータサイエンティスト」として働く筆者。

 

データサイエンティストとして良い成果を出せるようになるため、

データサイエンティストとして箔を付けるために、

「統計検定2級」を受験し、見事に合格しました!!

 

試験結果や勉強方法を振り返ってみたいと思います。

 

 

統計検定2級の結果

 

「見事に合格」と書きましたが、実は62点で合格ギリギリでした。。。

(合格最低点は60点)

 

 

 

ちなみに、私は統計検定2級をCBT方式で受験しました。

CBT方式とは、コンピュータで受験する方式で、場所と日時を自由に選べるのが利点です。

合格証明書は1カ月後に発行されるとのことでしたが、簡易な結果はすぐにプリントしてくれました。

 

 

結果を見ていただけるとわかりますが、

「1変数・2変数記述統計の分野」は90%正解しているのに対し、

「データ収集・確率・分布の分野」、「推定・検定・線形モデルの分野」は50%前後しか正解していません。。。

 

要するに、

「簡単な問題を確実に正解できれば、難しい問題は完ぺきにマスターしなくても合格できる」

ということです。

(本来、難しい問題をマスターすることに意味があるような。。。)

 

統計検定2級の勉強方法

 

私が実際に行った勉強方法を書いていきます。

 

①過去問集を購入し、試しに1回分を解いてみる

 

私は公式問題集を購入し、最初の1回分を解いてみることから始めました。

 

2019年3月20日に、2018年の問題を掲載した問題集が発売されるようです。

 

解いてみた結果、半分以上の問題はまったく解けませんでした。

私もそうですが、大学で統計学をしっかり学んでこなかった人は、検定や推定の知識が全くない状態だと思います。

 

しかし、統計検定2級では、検定や推定の問題が解けないと合格はほぼ不可能なので、そこら辺の知識をつけることが必須だとこの時点で分かりました。

 

②統計学会公式認定の参考書に取り組むも、挫折する

 

知識をつけるためには参考書が必要だと思い、統計学会が認定している参考書を購入しましたが、これが大失敗でした。

 

過去問を解いてみて、「解けない問題がたくさんあった」という方はこの参考書を買うのはおススメしません。

 

 

とにかく、内容が直感的にわかりずらいです。

難しい数式や定理がつらつら書かれていて、理解が全く進まないし、その数式をどのような場面で使うのかがイメージできないので、まったくモチベーションが上がらず挫折しました。

 

この時点で、直感的にわかりやすい統計の書籍を探し始めました。

 

③「完全独習 統計学入門」で検定や推定の意味を理解する

 

直感的にわかりやすい統計の書籍を探し、見つけたのが「完全独習 統計学入門」でした。

 

 

検定や推定の意味が分からない、という人にはとてもおススメできる一冊です。

私はこの本を読んで、検定や推定を直感的に理解することができました。

 

④過去問を解きつつ、「入門 統計解析法」でわからない部分を補填する

 

「完全独習 統計学入門」で検定や推定を理解してから、再び過去問を解き始めました。

すると、最初に解いた時より明らかに問題の解き方がわかり、点数も上がってきました。

 

しかし、統計検定2級は、検定や推定だけが出題されるわけではありません。

その他の範囲として、分散分析や回帰分析などが出題されます。

 

私は、過去問で解き方がわからなかった問題は、「入門 統計解析法」という書籍を参考に解き方を覚えました。

 

 

この書籍は社内の研修で参考書籍として配布されたものでしたが、かなりわかりやすく解説が書かれており、重宝しました。

 

⑤過去問を解きまくる

 

後は、過去問を解きまくるのみです。

過去問を解いていると、似たような問題が似たような割合で出題されることがわかってきます。

 

合格するために満点を取る必要はないので、理解が難しいと思った範囲の問題は捨てるのもありだと思います。

 

統計検定2級を受けたほうが良い人

 

データサイエンティストに限らず、データを元に意思決定をする業務に就いている人は受けて損はないと思います。

 

単純な平均や標準偏差だけでなく、その値を使って母集団を検定/推定することができれば意思決定の正確性が増すと思います。

 

検定/推定だけでなく、回帰や分散分析なども実業務に使える例はあると思います。

 

統計検定2級を受けないほうが良い人

 

まず、すでに統計検定2級の範囲を完ぺきに理解している人は当然受ける必要はないです。

 

そして、数学が苦手で、いわゆる数式アレルギーな人も受験はおススメしません

「完全独習 統計学入門」のように、直感的に統計学を理解させてくれる良書もありますが、直感的に理解した後でも、数式を理解できなければ応用的な問題は解けません

 

数式が全くダメだという人はあまり向いていない資格だと思います。

 

まとめ

 

統計検定2級に合格した話を残しました。

 

個人的には統計を勉強して非常にためになりましたが、点数がギリギリだったこともあり消化不良でもあります。。。

しかし、合格は合格なので、しっかり履歴書に記載してアピールしていこうと思います!

 

以上!!

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